本日のアジェンダ
株式会社fonfun代表取締役社長の水口です。本日は2025年3月期第2四半期の決算概要についてご説明いたします。第2四半期の業績、新中期経営計画の進捗、今期実施したM&Aに関する事項の3項目をご説明します。
決算ハイライト
それでは、2025年3月期第2四半期の業績ハイライトを説明します。本上期において、既存事業は順調に売上・利益ともに成長を続けており、売上高は454百万円、前年同期比で37.0%増加しました。営業利益は58百万円で、同174.9%の増加となっております。9月30日に吸収合併した子会社3社は、下期以降の業績に会計効果が反映される見込みです。
2025年3月期 第2四半期業績
続いて損益計算書ですが、当社はクラウドソリューション事業とDXソリューション事業という2つのセグメントを展開しており、いずれのセグメントにおいても売上が増加しています。また、販管費の抑制にも努めた結果、営業利益や経常利益が前年同期比で大幅に向上しました。当期純利益に関しては、昨年の特別利益の影響もあり、前年同期比で減少しておりますが、調整後営業利益(EBITDA)では前期比90.7%増を達成しています。
次に貸借対照表です。当四半期において、M&A実行によるのれんや顧客関連資産が約1,097百万円増加したことが反映され、固定資産が大きく伸びています。
四半期別の業績推移では、売上高は前年同期比で37.1%増加、営業利益は174.9%増と、大きな成長を遂げています。買収した子会社の業績効果が3Q以降に反映される予定のため、さらなる増収増益が見込まれます。
新中期経営計画進捗
続いて、2024年9月に発表した新中期経営計画「プロジェクトフェニックス」の進捗状況をご報告します。本計画では、時価総額100億円を目標としており、達成に向けてM&Aによる新規事業の創出や、エンジニア人材の採用を推進しています。現時点までに5件のM&Aで、エンジニア48名の獲得、5つの事業拡充を実現しており、新中期経営計画は大幅に進展をしております。
これまでのM&Aでは当社の事業領域と親和性の高いIT技術を軸とした企業のM&Aを実行しており、着実に事業ポートフォリオの拡充、そしてエンジニア人材の獲得を実現しています。
新中期経営計画では時価総額の他、連結売上20億円、EBIDA4億円を目指しています。既存事業の安定成長に加えて、M&Aの実行により、新中期経営計画達成に向けた数値の積み上げを着実に行ってまいります。
財務戦略では、新中期経営計画の達成を条件とした新株予約権を発行しています。時価総額100億円(1株2,958円相当)の達成と営業利益1.2億円の達成を行使条件としており、経営陣の強いコミットメントを示しております。
M&A補足説明
続いて、完全子会社化した3社の概要についてご説明します。まず、2024年6月に完全子会社化した合同会社selfreeについてですが、selfreeの展開するクラウド電話システム「CallConnect」は直近の売上では2億超え、調整後EBITDAも1億円の高収益ストック収入を実現するサービスです。既存事業であるSMS配信プラットフォーム「バンソウSMS」とのシナジー効果も期待できます。
続いて、2024年8月に完全子会社化した株式会社イー・クラウドサービス、グルーコードコミュニケーションズ株式会社についてのご説明です。本M&Aにより、DX・AI推進事業とSaaS事業のいずれにおいても事業拡大を実現しています。売上規模は2社合計で5.5億超え、調整後EBITDA8億超えの事業効果を見込んでおります。
子会社3社は2024年9月30日付けで本体へ吸収合併しております。これらのM&Aにより、新中期経営計画で掲げている連結売上高20億円、EBITDA4億円への進捗に大きく貢献しております。
次回の開示は2025年2月13日を予定しております。以上で、株式会社fonfun2025年3期第2四半期決算説明会は終了とします。ありがとうございました。