代表インタビュー

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ひとりでも
多くの方を
fonfun株主に

水口 翼

株式会社fonfun 代表取締役社長

ひとりでも多くの方を
fonfun株主に

水口 翼
株式会社fonfun 代表取締役社長

学生時代に会社を設立、会社経営約20年

2000年初頭に、学生起業でキャリアをスタートし、インターネット領域を事業の中心に、ウェブ制作・メディア運営・ソフトウェア開・自社オフショア拠点の構築などIT中心のキャリアでビジネスを展開してきました。並行して、M&Aによる買収の経験を多くしてきまして、IT以外の領域にも広告代理・ウェブマーケティング・アフィリエイトASP・出版・幼児教育・物流IoT・農業など本当に幅広く経験をしてきました。昨今ではスタートアップ投資や、上場会社への投資も多数実施しています。

2023年にTOBを実施、「株主」から「代表取締役」に

前段の通り、IT事業を展開しながらも幅広い企業への投資を行うようになり、経験も増えてきました。スタートアップ投資では非常に投資リスクも高く、倒産してしまうと一切の回収をすることができない一方で、上場会社では倒産率も低いため、スタートアップ投資と比較すればリスクはそこまで大きくはありません。しかしながら一部の時価総額の低い上場会社においては、事業が成熟化していることなど様々な理由があると思いますが、スタートアップ投資と比較して高い成長率を維持できなくなっていることも多いと感じました。
そんな中、第2位株主かつ社外取締役として就任していたfonfunも同じように株価が低迷しており、東証の市場改革に伴う上場維持基準(流通株式時価総額10億円)のクリアが課題となっていました。株価を向上させ上場廃止を回避するには業務執行側として直接取り組む必要があると判断し、TOBのプロセス経て、2023年に筆頭株主兼代表取締役に就任しました。

時価総額100億円の会社を目指して

TOB後、新たな経営体制のもと新中期経営計画を策定し、M&Aを主軸とした成長戦略を掲げています。当社の事業領域と親和性の高いIT技術を軸とした企業のM&Aを進め、事業ポートフォリオの拡充を図る計画です。また、エンジニア人材の確保にも力を注ぎ、技術力を活用した新たな価値創造に取り組んでいきます。グループ全体のM&A実行力・開発力・海外展開を含む総合力を活かし、fonfunの持続的な発展と再成長を実現することを目指します。

新中期経営計画↗

「One more value」を日々追及

信念としていることは「成長追及」です。会社としてもそこで働く個人にしても、新しい経験や仕事を通じて成長することで、提供できる付加価値(One more value)も増えてくる。そのように意識してこれまでお客さんや仕事に向き合ってきました。
生産性の向上というテーマも大事にしていますので、日々最大限のパフォーマンス(成果)を出せるよう、今出来るタスクは先延ばしにしないよう努めています。そのひとつひとつの積み重ねが生産性の向上、ひいては利益の向上にも繋がると考えています。また、いかに効率よくタスクをこなしていくか、という点も常に意識しており、操作スピードの向上や繰り返し業務の自動化など、最小の工数で最高の成果を出せるように日々改善を続けています。社員にもこの意識を持ってもらえるように、各タスクにどの程度の工数がかかったか、またはかかりそうかを確認するなどして、日々働きかけています。よく現場のメンバーにはあるドラマのフレーズをお借りして、「明日やろうは馬鹿やろう」などと話すことも多いです(笑)

数値目標はプライベートでも

「数値目標を立てて達成する」ということが好きなので、実はプライベートでも数値目標を立てています。子供が8人いる大家族の水口家では“数値目標”を掲げて旅行を楽しむという文化があります。これまで、47都道府県の県庁所在地を全て巡る、日本全国の鉄道路線を全線制覇するという目標を掲げ、どちらも達成をしました。今は目標達成の舞台を国内から海外に移し始めていて、今時点では既に41カ国訪問しています。経営でもそれ以外でも、設定した目標に向かって東奔西走しがちです。

ひとりでも多くの方をfonfun株主に

2023年6月に社外取締役の立場からTOBを行い、代表取締役に就任して以来、新中期経営計画の発表、既存事業の収益拡大、M&Aの実行など、様々な取り組みを進めて参りました。 fonfunの再成長を図るべく経営計画で掲げた目標の達成に向けて、組織改革、M&A後のPMI、エンジニア組織構築、業績拡充など事業の推進に注力しております。売上高やEBITDAなどの業績目標に加え、計画で掲げた時価総額100億円という企業価値・株式価値の達成に向けて、今後も継続的に様々なIR施策を実施していきたいと考えております。株式市場に上場し、多くの方が株主になる機会のある発行体として、ひとりでも多くの投資家の方や、ステークホルダーの皆様に当社の事を知ってもらい、株主になって頂くべく、ひとつずつ施策の実行を図って参ります。引き続き応援のほどよろしくお願い致します。

番外編  

社員から見た水口さん

水口さんは常に早歩き、早口です。なんでも水口家の家訓は「早口・早食い・早歩き」だとか。やるべきことに十分時間を割けるように、それ以外の行動は出来るだけ早く済ませ、1分1秒無駄にしないようにされています。

あと効率的への追及がすごいですね。最短でタスクを完了できる方法を常に追い求めていますし、日々実践されている印象です。工数をかけすぎだと指摘されることもあり、自分が無駄な時間を使って仕事をしていたと気づかされます。(笑) こういった指摘があることで社員も学びになりますし、いかに効率よく仕事をこなすかという良い意識醸成に繋がっていると思います。